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タイムレコーダーの選び方|中小企業の経営者が確認したい3つのポイントと4機種の仕様比較

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結論から先に

この記事で分かること

  • タイムレコーダー選びで絶対に外せない3つの視点
  • 中小企業の経営者向け|タイムレコーダー4機種の比較
  • さいごに

どうも、NexoValue編集部です。事業承継や資金繰りなど、中小企業の経営者向けに情報発信をしています。

さて、今日はタイムレコーダーの話です。いきなり「タイムレコーダー?」って思いました?

まあ、そうですよね。クラウド勤怠管理システムが全盛のこの時代に、なぜ今さらガチャンと音の鳴る、あの箱の話なのか。でも、これが意外と侮れないんですよ。特に、我々のような中小企業の経営者にとっては。

クラウドは確かに高機能です。でも、月額費用がかかったり、従業員全員にスマホアプリの使い方を覚えてもらったり、設定が複雑だったり…っていうか、そもそも従業員数名の会社で、そこまでの機能って本当に必要でしたっけ?

シンプルな事業運営を目指すなら、ツールもシンプルであるべき。そう考えたとき、昔ながらのタイムカード式レコーダーが、実は「ちょうどいい」選択肢になることが結構あるんです。ポンと置いて、コンセントを挿せば、その日から使える。この手軽さは、多忙な社長にとっては何よりの魅力じゃないでしょうか。

とはいえ、いざ選ぶとなると、これがまた難しい。「安ければいいや」で買うと、月末の集計作業で地獄を見たり、「高機能なやつを」と意気込んだら、まったく使わない機能のために高いお金を払うことになったり。

そこで今回は、買い物で失敗しないためのタイムレコーダーの選び方について、ちょっと語らせてください。難しい話は抜きにして、経営者の目線で「どこを見ればいいのか」を掘り下げていこうと思います。

タイムレコーダー選びで絶対に外せない3つの視点

タイムレコーダーなんて、どれも同じに見えるかもしれません。でも、見るべきポイントを間違えると、後々の手間が全然違ってきます。大事なのは、次の3つの視点です。

視点1:どこまで自動化したい?「集計機能」の有無が運命の分かれ道

これが一番大事、と言ってもいいかもしれません。月末の給与計算、どうしてますか?

タイムカードに記録された出退勤時刻を、一人ひとり電卓で計算して、労働時間や残業時間を算出する。従業員が数人ならまだしも、10人、20人と増えてきたり、パート・アルバイトのように時給やシフトがバラバラだったりすると、この作業、本当に大変じゃないですか。

社長自らやっているなら、その時間は本来、もっと別のこと…例えば、新しい売上を作るための営業戦略を練ったり、資金繰りの計画を立てたりするのに使うべき時間のはずです。

そこで重要になるのが「集計機能」。

機種によっては、月の合計労働時間や残業時間などを自動で計算してくれるものがあります。もちろん、手作業がゼロになるわけではありませんが、あの延々と続く電卓作業が大幅に減るだけでも、価値は大きいです。

これは単なるコスト削減や時短の話じゃありません。社長や経理担当者の貴重な時間を「未来への投資」に振り向けるための、戦略的な選択なんです。

「うちは正社員だけだから、計算も楽だよ」という会社なら、集計機能なしのシンプルなモデルで十分かもしれません。一方で、時給計算が発生するスタッフがいるなら、集計機能付きのモデルを検討する価値は、個人的にはかなり高いと思います。

視点2:会社のルールに合ってる?「印字欄の数」と「特殊な印字機能」

次に見てほしいのが、タイムカードに印字される「欄」の数です。

1日に何回打刻・印字できるかは、機種と使うカードで変わります。今回紹介する4機種でメーカーが公表している仕様を見ると、こんな感じです。

  • 1日2回: 出勤・退勤だけを記録する使い方。集計用のカードを使うと2回+集計、という機種もあります。
  • 1日4回: 出勤・外出・戻り・退勤など。マックスER-60SU(ER-Sカード使用時)やニッポー タイムボーイ8プラス(タイムボーイNカード使用時)がこのタイプです。
  • 1日6回: 出勤・休憩入り・休憩戻り・退勤などを細かく残せます。セイコーZ150(6欄印字として使う場合)やVOICE VT-1000が該当します。

「うちは出勤と退勤さえ分かればいい」なら2回で足ります。休憩の出入りや中抜けまで記録として残したいなら、4回〜6回印字できる機種を選ぶことになります。

ちなみに厚生労働省の「労働時間の適正な把握のために使用者が講ずべき措置に関するガイドライン」では、始業・終業時刻は、使用者が自ら確認するか、タイムカードやICカード、パソコンの使用時間の記録といった客観的な記録を基礎として確認・記録することが原則とされています。タイムカードは、この「客観的な記録」の一つとして名前が挙がっている方法です。

この選択は、会社の労務管理に対する姿勢そのものを表す、と言ってもいいかもしれません。

それと、機種によっては「遅刻」や「早退」をした場合に、時刻を赤色で印字してくれる機能があります(たとえばVOICE VT-1000は黒・赤の2色印字。一方でセイコーZ150は黒単色です)。これ、地味に便利なんですよ。月末にカードを見返したとき、パッと見で勤怠状況が把握できる。集計作業がグッと楽になります。

視点3:誰が、どこで使う?「サイズ・設置場所」と「消耗品のコスト」

最後の視点は、物理的な問題です。意外と見落としがちですが、結構重要。

まず、本体のサイズと設置方法。小さな事務所や店舗のバックヤードに置くなら、省スペースなモデルがいいですよね。壁掛けに対応しているかどうかも、設置の自由度を左右します。購入前に「どこに置くか」を具体的にイメージしておくことが大切です。

そして、もう一つ。ランニングコストです。タイムレコーダーのランニングコストといえば、タイムカードそのもの。本体はA社のものなのに、間違えてB社のカードを買ってしまって使えなかった…なんてこともあり得ます。

基本的には、各メーカーが指定する純正のカードを使うのが無難です。実際、セイコーはZ150について「Zカード以外のタイムカードは使えません」と明記していますし、VOICE VT-1000は専用のEカード、マックスER-60SUはER-SカードとUDカードが対応カードです。そのカードが、いつでも手軽に購入できるか。100枚あたりの価格はいくらか。本体価格の安さだけで飛びつくと、消耗品であるカード代が意外とかさんで、結局高くつく、なんてことにもなりかねません。

私たちNexoValueは、事業承継や資金繰りといった、まあ、ちょっと大きめのテーマを扱うことが多いんですが、結局、会社を強くするのって、こういう日々の地道な業務改善の積み重ねだったりするんですよね。勤怠管理なんて、その最たるものじゃないですか。従業員との信頼関係にも直結しますし、何より、社長の大切な時間を守ることにつながるわけですから。

中小企業の経営者向け|タイムレコーダー4機種の比較

さて、ここまでの選び方を踏まえて、楽天市場で実際に販売されていて、かつ中小企業の経営者にとって現実的な選択肢となりそうな商品を4つ、ピックアップしてみました。仕様は各メーカーの公式サイトで確認した内容です。価格・レビュー件数は記事作成時点の楽天市場の表示なので、購入前に商品ページで最新の情報を確かめてください。

1. 集計と6欄印字を切り替えて使える|セイコー Z150

タイムレコーダー セイコーSEIKO Z150タイムカード 1箱付属 | 6欄印字 タイムカード レコーダー タイムカードレコーダー zカード タイム seik
15,900円/レビュー774件 ★4.5
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  • 価格: 15,900円
  • レビュー: 774件 / ★4.48

どんな人に向くか:
「初めてタイムレコーダーを買うので、集計も記録も両方できるものがいい」という経営者の方に向く一台です。今回の4機種の中で楽天のレビュー件数がいちばん多い(774件)のもこの機種でした。

選ぶときに見る点:
セイコーの公式情報によると、Z150は「2欄集計機」(休憩時間を控除した実労働時間などを計算)としても、「6欄印字機」(出退勤・休憩・外出を記録)としても使えます。月度集計は最大50名、日計算は最大100名まで。端数処理(丸め)の単位も選べます。注意点は、使えるカードが専用のZカードだけということ。カード代も含めて考えておきましょう。

2. まずはシンプルに始めたい、コスト重視派へ|VOICE VT-1000

VOICE タイムレコーダー 最大6欄印字可能 VT-1000 充実のメモ欄 勤怠管理 デジタル表示 タイムカード レコーダー本体 タイムカード 本体 出勤レコ
11,130円/レビュー276件 ★4.4
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  • 価格: 11,130円
  • レビュー: 276件 / ★4.38

どんな人に向くか:
「とにかく初期費用を抑えたい」「集計は自分でやるので、記録さえ残ればいい」という小規模事業のオーナー向けです。今回の4機種の中では楽天での価格がいちばん安い機種でした。

選ぶときに見る点:
VOICE公式サイトによると、VT-1000は1日6回まで印字でき、遅刻・早退は赤字で印字される2色印字です。一方で自動集計の機能はない「シンプルモデル」なので、月末の労働時間の計算は手作業になります(同社には自動集計機能付きのVT-2000という別機種があります)。対応カードは専用のEカード、保証は本体1年です。

3. 月末の電卓作業を減らしたいなら|ニッポー タイムボーイ8プラス

タイムレコーダー ニッポー タイムボーイ8プラス NIPPO | タイムカード レコーダー 本体 タイム カード カルコロ カルコロカード タイムカードレコーダ
19,200円/レビュー152件 ★4.5
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  • 価格: 19,200円
  • レビュー: 152件 / ★4.51

どんな人に向くか:
「給与計算の手間を、少しでもいいから楽にしたい」と考えている経営者におすすめです。特に、パートやアルバイトの時給計算に時間を取られているなら、検討の価値は十分にあります。

選ぶときに見る点:
ポイントは商品名にもある「カルコロカード」。ニッポーの説明では、タイムボーイ8プラスは「タイムボーイ8」の基本機能に、カルコロカード使用時の月度集計機能を加えたモデルです。カルコロカードを使うと出退勤2欄+就業時間の印字と1か月の簡易集計ができ、タイムボーイNカードを使うと1日4回(入退勤4欄)の印字になります。徹夜キーもあるので、日付をまたぐ勤務がある職場でも使えます。少し価格は上がりますが、月末の電卓作業を減らしたいなら候補に入ります。

4. 品質と機能性を求める、堅実な一台|マックス ER-60SU

タイムレコーダー マックス ER-60SU MAX | 本体 タイムカード レコーダー 事務用品 マックスタイムレコーダー 勤怠 マックスタイムカード 勤怠管理
24,000円/レビュー100件 ★4.6
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  • 価格: 24,000円
  • レビュー: 100件 / ★4.62

どんな人に向くか:
「集計は給与ソフトや社労士に任せるので、打刻だけ確実に残ればいい」という経営者向けです。価格は今回紹介する中でいちばん高めです。

選ぶときに見る点:
マックスの公式情報では、ER-60SUは計算機能を持たない「打刻専用機」です。登録は最大100名、1日の印字はER-Sカードで4回まで(UDカードは2回)。カードを差し込むだけで打刻でき、ボタンの押し間違いによる重ね打ちを防ぐ機能、時刻を勝手に変えられないようにするパスワード設定があります。購入日から3年間の無料修理保証が付くのも特徴です。集計機能が欲しいなら、同社の上位機種(ER-80SUWなど)を比べてみてください。楽天のレビュー評価は★4.62でした。

さいごに

ここまで色々と語ってきましたが、結局のところ、「すべての人にとって完璧なタイムレコーダー」というものは存在しません。

会社の規模、従業員の働き方、そして何より、社長であるあなたが「何に時間を使いたいか」。

それによって、選ぶべき一台は変わってきます。

今回ご紹介した選び方や商品が、ご自身の会社にとっての「最適解」は何かを、改めて考えるきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。今日選んだその一台が、数年後の会社の時間を作ってくれる。そう考えると、タイムレコーダー選びも、少し楽しくなってきませんか。

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