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Thinkificとは?オンラインコースを作成・販売できるプラットフォーム
Thinkific(シンキフィック)は、専門知識やスキルを持つ個人・法人が、独自のオンラインコースを作成・販売・運営できるプラットフォームです。 プログラミングなどの専門知識がなくても、動画、PDF、クイズなどを組み合わせて、直感的な操作でオンラインスクールを構築できます。
世界中の多くのクリエイターや教育者に利用されており、自分のブランドでコースを販売したい場合に有力な選択肢となります。
同様のプラットフォームであるUdemyが集客を代行してくれるモール型なのに対し、Thinkificは自社サイトのように運営できるため、自分で集客を行う必要がありますが、価格設定やプロモーションの自由度が高いのが特徴です。
Thinkificの料金プランと手数料
Thinkificには、無料プランと複数の有料プランが用意されており、事業の規模に応じて選択できます。 年間契約を選ぶと、月払いよりも割引価格で利用可能です。
以下は、主なプランの料金と機能の比較表です(2026年10月時点)。料金や機能は変更される可能性があるため、契約前には必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
無料プランは、コストをかけずにオンラインコースの作成を試せるのが大きなメリットです。 ただし、売上に対して10%の取引手数料がかかります。 本格的に販売を開始し、手数料を抑えたい場合は、有料プランへの移行を検討しましょう。有料プランでは取引手数料が0%になります。
Thinkificの始め方|登録から初期設定までの手順
Thinkificの利用開始は、簡単なステップで完了します。管理画面は基本的に英語ですが、直感的な操作が可能です。
Step 1: アカウント登録
まず、Thinkificの公式サイトにアクセスし、メールアドレスを入力してアカウントを作成します。 名前とパスワードを設定すると、簡単なアンケートが表示されるので、自身の状況に最も近いものを選択して進みます。
Step 2: ダッシュボードの確認
登録が完了すると、管理画面(ダッシュボード)が表示されます。ここからコースの作成、受講生の管理、サイトデザインのカスタマイズなど、すべての操作を行います。最初はガイドツアーが表示されるので、それに沿って基本的な操作を確認するのがおすすめです。
Thinkificでオンラインコースを作成・公開する手順
アカウントを作成したら、実際に販売するコースを作成します。Thinkificでは、ドラッグ&ドロップ操作でカリキュラムを組み立てることができます。
Step 1: 新規コースの作成
管理画面の「Manage Learning Content」から「Courses」を選択し、「New Course」をクリックします。コースのテンプレートを選ぶ画面が表示されるので、「Blank」から始めるか、目的に合ったテンプレートを選びます。その後、コース名を入力します。コース名は日本語でも問題ありません。
Step 2: カリキュラムの作成(レッスンの追加)
コースの骨格となるカリキュラムを作成します。Thinkificのコースは「Chapter(章)」と「Lesson(レッスン)」の2階層構造になっています。
「Add Chapter」で章を追加し、各章の中に「Add Lesson」でレッスンを追加していきます。レッスンには、動画、テキスト、PDF、クイズ、アンケートなど、様々な形式のコンテンツを設定できます。
Step 3: コース価格の設定
作成したコースの価格を設定します。管理画面の「Pricing」タブから設定でき、以下の価格モデルから選択可能です。
- Free: 無料で提供
- One-time payment: 一括払いの買い切り型
- Subscription / Membership: 月額課金などのサブスクリプション型
- Monthly payment plan: 分割払い
有料プランでは、より柔軟な価格設定が可能になります。
Step 4: ランディングページの編集
受講者がコース内容を確認し、購入手続きを行うためのページ(ランディングページ)を編集します。「Site Builder」機能を使うと、専門知識がなくても見栄えの良いページを作成できます。コースの概要、対象者、得られるスキルなどを記載したバナーやテキストを追加し、魅力的な販売ページを完成させましょう。
Step 5: コースの公開
すべての設定が完了したら、コースを公開します。管理画面の「Publish」タブで、コースのステータスを「Draft(下書き)」から「Published(公開)」に変更します。これで、あなたのオンラインコースが販売可能な状態になります。
Thinkificの収益を受け取る方法|決済設定
Thinkificで得た収益を受け取るには、決済サービスとの連携が必要です。Thinkificには「Thinkific Payments」という独自の決済システムがありますが、2026年10月現在、カナダやアメリカなどの一部の国でのみ利用可能で、日本では利用できません。
そのため、日本のユーザーは外部の決済ゲートウェイである「Stripe」または「PayPal」のアカウントを連携させる必要があります。
Stripeアカウントとの連携手順
Stripeを連携すると、クレジットカード決済を受け付けることができます。サブスクリプションや分割払いなど、柔軟な支払い方法に対応したい場合はStripeの連携が推奨されます。
- Thinkificの管理画面で「Settings」→「Payments」に移動します。
- 「Third-party payment providers」を選択し、Stripeの項目で「Connect Account」をクリックします。
- Stripeのサイトに移動するので、既存のアカウントでログインするか、新規にアカウントを作成します。
- 画面の指示に従って認証を完了させると、ThinkificとStripeアカウントが連携されます。
PayPalアカウントとの連携手順
PayPalを連携すると、PayPal経由での支払いを受け付けることができます。ただし、Thinkificの仕様上、PayPalで受け付けられるのは一括払いのみです。
- Thinkificの管理画面で「Settings」→「Payments」に移動します。
- 「Third-party payment providers」のPayPalセクションに、PayPalアカウントのメールアドレスとマーチャントIDを入力します。
- 「Save」をクリックして設定を保存します。
売上は、連携したStripeまたはPayPalのアカウントに直接入金されます。その後、各サービスの規定に従って、日本の銀行口座に出金手続きを行います。
Thinkificの売上と確定申告
Thinkificを通じて得た売上は事業所得または雑所得として、確定申告が必要です。海外のプラットフォームを利用するため、いくつか注意点があります。
売上の計上と円換算
Thinkificの売上は米ドル(USD)で発生します。会計処理上は、売上が発生した日(取引日)の為替レートで円に換算して記帳するのが原則です。StripeやPayPalから日本の銀行口座に入金されたタイミングの金額で計上することも認められていますが、継続的に同じ方法で処理する必要があります。
経費にできるもの
Thinkificでの事業に関連する費用は、経費として計上できます。主なものは以下の通りです。
- Thinkificの月額プラン料金
- StripeやPayPalの決済手数料
- コース作成のために購入した機材やソフトウェアの費用
- 広告宣伝費
消費税の扱い
Thinkificのプラン料金など、海外事業者に対して支払うサービス利用料は「リバースチャージ方式」の対象となる場合がありますが、課税売上割合が95%以上の場合や、免税事業者・簡易課税制度適用事業者の場合は、通常は申告の必要はありません。詳細は国税庁の資料を確認するか、税理士にご相談ください。
海外プラットフォームからのドル建ての売上や経費の管理は煩雑になりがちです。このような場合、クラウド会計ソフト freee会計やマネーフォワード クラウド確定申告などを利用すると、銀行口座や決済サービスと連携して取引データを自動で取り込み、為替レートの計算も効率化できるため便利です。
まとめ
Thinkificは、専門知識を活かして自分のオンラインスクールを構築したい個人事業主や中小企業にとって、非常に強力なツールです。無料プランから始められるため、リスクを抑えてオンラインコース販売を試すことができます。
管理画面が英語である点や、集客を自力で行う必要がある点は課題ですが、StripeやPayPalと連携すれば日本でも問題なく収益化が可能です。 本記事で解説した手順を参考に、あなただけのオンラインコース販売に挑戦してみてはいかがでしょうか。
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